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【GIGAスクール】ChatGPTなどのAIの登場によって教育はどう変わるか

2023.3.28

前回の記事にて、ChatGPTは教育にどんな影響を及ぼすか、という話を取り上げました。

現実として、今我々はChatGPTだけではなく、カメラや自動車、マーケティングや金融、ゲームや医療の分野において、人間よりも正確に、圧倒的な速さで処理が可能なAIの恩恵に触れています。

この流れは、大前研一氏は「第4の波」による大社会変革の真っ只中にある、と言っています。

すなわち、狩猟社会から農業革命が起きて農耕社会になったのが第1の波、イギリスから始まった産業革命により工業社会になったのが第2の波、コンピューターの登場によって情報化社会と呼ばれる社会になったのが第3の波、そして今現在起きている、インターネット・AI革命が第4の波というわけです。

AI、人工知能の登場で人間の仕事が奪われるのでは、という話題は昔からありますが、まさしく今、大前研一氏が言うように第4の波が社会変革を起こし、サイバー社会となることによって、人間の仕事の一部(または多く)がAIにとって変わられるのは間違いないでしょう。

ちょうど、プレジデント・オンラインに、「人間に残される仕事はこの3つだけ」Chat GPTを試して至った"残る仕事・消える仕事"の最終結論 」という岡田充弘氏の記事が公開されていました。

この記事の中で岡田氏は、

【消える仕事】一見知的労働に見えるが繰り返し可能な仕事。言われたことをやっている単純な仕事。

【消えない仕事】「改善」「創造」「交渉」にかかる仕事。

と言っています。

大前研一氏も、人間しかできない仕事は、「0から1を生み出す仕事」と言っています。

世の中の仕事の末端まで、AIやロボットが人間の仕事を代替するようになるには、コストの問題で(人間がやっていたほうがはるかにコストが安い場合がある)まだしばらくは時間がかかるかもしれませんが、おそらくは両氏の言う通りなのではないかと思います。

では、教育として何が必要なのか、というところになると、両氏の言う未来に備えて子どもたちが学ぶべきこと(=我々がやらなくてはならないこと)は、「とにかく自分の頭で考えること」になるかと思います。

GIGAスクール構想はその始まりの一端です。

教育の成果は、目に見えるまで時間がかかるため、今これが成功しているのかどうかは測れませんが、10年後、20年後にGIGAスクールが成功だったと言えるよう私もICTの面から支援をしていきたいと思っています。

執筆者紹介


佐藤 大輔 satow@affordance.co.jp
株式会社アフォーダンス
エデュケーションサービス事業本部 エバンジェリスト
 
主に教育機関向けのGoogle Workspace等のクラウドサービスを活用した授業改善にかかるアドバイスや、情報セキュリティにかかる教育・改善支援を実施。エデュケーションサービス事業のエバンジェリスト(伝道師)として学校のGIGAスクール構想推進や運営支援サービスを行う。学校の先生向けの学校著作権研修、保護者、児童生徒向けの情報モラル・デジタルシディズンシップ研修なども実施。

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