【GIGAスクール】スシロー迷惑動画の訴えが調停されたとのことです。
本日、『大手回転ずしチェーン「スシロー」の店舗で客の少年がしょうゆ差しの注ぎ口をなめる動画が拡散した問題を受け、運営会社がこの少年に約6700万円の損害賠償を求めて大阪地裁に起こした訴訟は、1日までに訴えが取り下げられた。7月31日付で調停が成立した。』(nikkei.comより)との報道がありました。
この事案は、情報モラル研修を行うときにも事例として取り上げることがありますので、どのようになるか気になっていました。
スシローとしても「納得できる形で和解できた」とコメントしているようで、その具体的な内容は不明ですが、6700万円までは支払わなかったということでしょう。
私が児童生徒にこの事案を紹介して、しっかり伝えていることはおおむね3つです。
・ネット上には匿名性は実はない。
・ネットに発信した情報は一生残る。
・裁判になると多額の賠償金が請求されることも。
このあたりをしっかり理解しておけば、こういった過ちは犯さないと思います。
執筆者紹介
佐藤 大輔 satow@affordance.co.jp
株式会社アフォーダンス
エデュケーションサービス事業本部 エバンジェリスト
主に教育機関向けのGoogle Workspace等のクラウドサービスを活用した授業改善にかかるアドバイスや、情報セキュリティにかかる教育・改善支援を実施。エデュケーションサービス事業のエバンジェリスト(伝道師)として学校のGIGAスクール構想推進や運営支援サービスを行う。学校の先生向けの学校著作権研修、保護者、児童生徒向けの情報モラル・デジタルシディズンシップ研修なども実施。