【GIGAスクール】Googleが生成AIによる検索の日本語版を提供開始。
Googleより「生成 AI による検索体験 (SGE) のご紹介」ということで、日本語のGoogle検索で生成AIによるサポートができるようになりました。
この機能、「SGE(Search Generative Experience)」と呼ぶようです。
試しにやろうとしましたが、Google Workspaceアカウントではまだ使えませんでした。
個人の@gmail.comでログインしていなければ使えませんのでご注意ください。
まず「Google Search Labs」にアクセスして、SGEを有効化します。
そうすると注意事項が表示されます。
ここに書いてあることをそのまま解釈すると、入力したこと、位置情報などはAIの学習に利用される、ということになっています。
アカウントとは紐づかないので個人情報漏洩にはなりにくいと思いますが、入力内容で個人情報をベタ書きするような使い方は止めるべきです。
この注意事項に同意すると、検索画面でSGEが有効化されます。
さて、試しに検索してみました。
すると画面上部にこのように生成AIによるメッセージが表示されます。
「小学生に情報モラルを身に着けてもらうには?」という質問だったのですが、まずまず一般的な模範的な回答が得られました。
「追加で聞く」ボタンから別画面でより突っ込んだ質問ができるようになります。
しかし、質問の内容によってはSGEによる検索結果が表示されない場合もあったので、回答できることと、できないことを判断しているようです。
Google検索も、検索スキルがないと欲しい情報にアクセスできないこともありましたので、このSGEを活用するとより簡単に知識にアクセスできるようなりそうです。
執筆者紹介
佐藤 大輔 satow@affordance.co.jp
株式会社アフォーダンス
エデュケーションサービス事業本部 エバンジェリスト
主に教育機関向けのGoogle Workspace等のクラウドサービスを活用した授業改善にかかるアドバイスや、情報セキュリティにかかる教育・改善支援を実施。エデュケーションサービス事業のエバンジェリスト(伝道師)として学校のGIGAスクール構想推進や運営支援サービスを行う。学校の先生向けの学校著作権研修、保護者、児童生徒向けの情報モラル・デジタルシディズンシップ研修なども実施。