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【GIGAスクール】Google Workspace for Educationにて10月23日から未承認アプリへのアクセスが厳しくなります。

2023.9.29

Google Workspace for Educationにて18歳未満のユーザーについて、10月23日から未承認アプリへのアクセスが厳しくなります。

Googleよりこちらのページ「サードパーティ製アプリへの Google Workspace for Education のアクセス制御を強化 」にて案内されていますが、Google製ではないアプリ(サードパーティアプリ)が18歳未満のGoogleアカウントのデータにアクセスする際、あらかじめ管理者側でそのアプリを「信頼する」設定にしていないと、アクセスが拒否されます。つまりアプリが正常に動かなくなる可能性が高いということです。

これはGoogleのセキュリティ強化の取り組みの一環とのことで、ユーザーとしては設定で対応するほかありません。

どうするかというと、Google Workspaceの管理者がGoogle管理コンソールを開くと、こんなメッセージが表示されますので、ここからアクセス制限の設定を行います。

設定画面では、これまで自ドメインのユーザーがアクセスしたアプリ(Googleアカウントの情報を取得しようとするアプリ)の一覧が確認できますので、それらをポチポチ「信頼する」「限定」「ブロック」と設定を入れていきます。
*「限定」というのは、Googleが特に制限していない情報だけならアクセスできますよ、という設定です。

この作業、結構大変です。
まず、一覧に表示されているアプリがどんなアプリなのか調べる必要があります。
アプリ名しか分からないので、有名所以外はいちいち検索して調べなければなりません。

どんなアプリなのか特定できたら、次はそのアプリを学校で児童生徒が使ってよいかどうか決める必要があります。
漫画配信サイトやゲームサイトであれば問答無用でブロックしてもよさそうですが、教育委員会で抑えていないような学習系のアプリも結構あります。
こういったことを考えるのはなかなか大変です。

その後、実際に設定を行うわけです。

某自治体ではアプリのリストが300近くあったりもするため・・・アクセスの多い必須アプリ以外は一旦未設定(つまり児童生徒によるアクセスを許可しない)で10月23日を迎えてどういった反応が学校から得られるか、というところを確認する方法でもよいかもしれません。

学校では、10月23日以降、急に使えなくなるアプリがあれば、Googleによるアクセス制限強化の影響かもしれませんので教育委員会にお問い合わせいただくのがよいかと思います。

執筆者紹介


佐藤 大輔 satow@affordance.co.jp
株式会社アフォーダンス
エデュケーションサービス事業本部 エバンジェリスト
 
主に教育機関向けのGoogle Workspace等のクラウドサービスを活用した授業改善にかかるアドバイスや、情報セキュリティにかかる教育・改善支援を実施。エデュケーションサービス事業のエバンジェリスト(伝道師)として学校のGIGAスクール構想推進や運営支援サービスを行う。学校の先生向けの学校著作権研修、保護者、児童生徒向けの情報モラル・デジタルシディズンシップ研修なども実施。

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