Jamboardの移行先として第一候補はCanvaなのではないか。 | 教育コラム
先の記事にて、Jamboardの移行先の話をしました。
その中でCanvaはインタフェースがごちゃごちゃしているため分かりにくい、と言及しましたが、その後、Canva Japanの坂本氏と話をする機会があり、私が支援している自治体向けに、Canvaの包括ライセンスを一括で払い出していただくことになりました。
Zoomで会議したその日のうちにライセンスをいただき、私のほうでシングルサインオンの設定まで終え、この自治体ではすぐにCanvaの有料コンテンツを教育プランで無償利用可能になりました。
このスピード感が素晴らしい!
Figjamは、私が申し込みした半年前は比較的レスポンスが早かったのですが、今は連絡しても応答がありません。
Canvaの多機能なためインタフェースが分かりにくいと思うのですが、坂本氏と話をした中で最もすぐれていると思ったのが著作権についてです。
Canvaを使用したことがある人はご存じのとおり、Canva内には大量の画像やテンプレートがあります。
これらはすべて無許諾での利用が認められているデータになっているとのこと(用意されているデザインを無加工で商用利用すること以外)。
つまり、学校において、授業での使用はもちろん、ドリルの素材にしたり、学校のウェブサイトに掲載、学級便りに使用することも可能ということです。
現在、学校では著作権についてかなり敏感になっていることと思います。
Canvaを使用する場合、これらのことを気にしなくてもよいというのは大きなメリットです。
ということで私は、Jamboardの移行先としてCanvaが今もっともおすすめと考えています。
執筆者紹介
佐藤 大輔 satow@affordance.co.jp
株式会社アフォーダンス
エデュケーションサービス事業本部 エバンジェリスト
主に教育機関向けのGoogle Workspace等のクラウドサービスを活用した授業改善にかかるアドバイスや、情報セキュリティにかかる教育・改善支援を実施。エデュケーションサービス事業のエバンジェリスト(伝道師)として学校のGIGAスクール構想推進や運営支援サービスを行う。学校の先生向けの学校著作権研修、保護者、児童生徒向けの情報モラル・デジタルシディズンシップ研修なども実施。