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外国から来た児童生徒に最適な翻訳アプリは? | 教育コラム

2024.6.15

先日、ある学校から相談を受けました。

「Chromebookで使用できる翻訳アプリでおすすめありますか?」

どうやらクラスに中国から来た児童や、パキスタンから来た児童がいるようで、日本語のコミュニケーションができず苦労しているとのことでした。

ちょっと前でしたら、Google翻訳がおすすめだったのですが、いつのころかGoogleレンズと統合され、紙面や黒板をカメラで写してリアルタイム翻訳を行う際にはGoogleレンズが起動するようになりました。
そうすると、ChromebookはGoogleレンズに対応していないため、カメラ自体が起動せず翻訳もできなくなってしまったのです。

Microsoft翻訳も、Chromebookではカメラアプリを起動できず使えません。

代替アプリとしては、DeepLが有力です。翻訳精度も高いので無料で十分使えます(ログインが必要になりますが)。

ただし、DeepLにも欠点があります。
DeepLの対応言語は30個弱なんです。Google翻訳は100以上でした。

そうすると、英語や中国語対応はDeepLでなんとかなるのですが、パキスタンの言語「ウルドゥー語」にはDeepLでは対応できないのです。

Chromebookではこれ以上に使えるアプリがないため、ウルドゥー語に対応するにはiPadなど別の端末にアプリを入れて使っていただく他ない、というのが今の状況です。

執筆者紹介


佐藤 大輔 satow@affordance.co.jp
株式会社アフォーダンス
エデュケーションサービス事業本部 エバンジェリスト
 
主に教育機関向けのGoogle Workspace等のクラウドサービスを活用した授業改善にかかるアドバイスや、情報セキュリティにかかる教育・改善支援を実施。エデュケーションサービス事業のエバンジェリスト(伝道師)として学校のGIGAスクール構想推進や運営支援サービスを行う。学校の先生向けの学校著作権研修、保護者、児童生徒向けの情報モラル・デジタルシディズンシップ研修なども実施。

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