Canvaのマジック生成はすごい。 | 教育コラム
Canvaには生成AI機能が搭載されています。「マジック◯◯」という名前になっています。
・マジック生成:画像生成です。指定したキーワードに関する画像を水彩画、アニメ調、写真調とスタイルも指定して仕上げてくれます。
・マジック消しゴム、マジック切り抜き:これは画像から指定したオブジェクト(人物が指定しやすい)を切り抜ける機能です。これすごいです。追って紹介します。
・マジック作文:キーワードから文章の続きを書いてくれたり、逆に要約してくれます。その他にも有用な機能がありますのでこれも追って紹介します。
本日は、マジック生成で「日本の児童が夏休みに、青空の中、田んぼを走り回っているシーン。顔が崩れないように注意して。」というキーワードで画像生成しました。
このうちの1枚がトップのイメージ画像です。
どうでしょう、日本の夏っぽい感じが出ている気がしませんか?
他の生成AIだとちょっとニュアンスが違ったりします。
ちなみに「顔が崩れないように」と記載したのは、やはり日本人っぽい顔の生成は失敗することがあり、できるだけ成功確率を上げるために追加しました。
もう一つ「アメリカ大統領が演説しているシーン」と生成しました。すると・・・
驚くほど、例の大統領候補者にそっくりですね。笑
GoogleのGeminiはこういった生成内容の偏りを調整するため、画像生成機能をストップしています(2024年7月現在)。
生成AIでは、大勢の一般的な認識をAIが勝手に出力するため、こういった偏りが発生することも学ぶ必要があります。
*本日のイメージ画像は、Canvaのマジック画像生成を用いて「日本の児童が夏休みに、青空の中、田んぼを走り回っているシーン。顔が崩れないように注意して。」というプロンプトで生成しました。
執筆者紹介
佐藤 大輔 satow@affordance.co.jp
株式会社アフォーダンス
エデュケーションサービス事業本部 エバンジェリスト
主に教育機関向けのGoogle Workspace等のクラウドサービスを活用した授業改善にかかるアドバイスや、情報セキュリティにかかる教育・改善支援を実施。エデュケーションサービス事業のエバンジェリスト(伝道師)として学校のGIGAスクール構想推進や運営支援サービスを行う。学校の先生向けの学校著作権研修、保護者、児童生徒向けの情報モラル・デジタルシディズンシップ研修なども実施。