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【2020年9月7日】保健所向け新型コロナウイルス感染症対策事務支援システムのサービス提供を開始しました。

【プレスリリース】2020年9月7日

株式会社アフォーダンス(本社:札幌市、代表取締役:渡部 卓央、以下アフォーダンス)は、札幌市保健所の協力のもと保健所向け新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策事務支援システムのサービス提供を開始しました。本システムはアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)を活用した開発・運用をしており、短期間での導入が可能です。

システムの目的

本年1月後半から世界的に新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)がまん延し始めましたが、新型コロナは未知のウィルスであり、新型コロナへの感染対策事務の管理システムが市場にほとんど存在していませんでした。そのため、札幌市保健所においても感染症対策業務が非常に緊迫し、事務の煩雑さ、情報の統一化の難しさなど多くの課題に直面していました。そのような中、アフォーダンスにて感染症対策事務へ対応した簡易ツールを極短期間で開発しサービス提供いたしました。このたびアフォーダンスでは、札幌市保健所において簡易ツールをご利用いただく中で蓄積したノウハウを基に、多くの保健所で効率的な感染対策事務にご利用いただくことを目的として保健所向け新型コロナウイルス感染症対策事務支援システム(以下、本システム)をリリースいたしました。

システムの概要

新型コロナ感染症対策事務においては、行政検査管理、感染患者管理、疫学情報管理、クラスター管理、医療機関管理、分析情報など、刻々と変動する最新情報の管理と事務など多くの課題を抱えながら日々重要で膨大な事務作業を遂行しています。
本システムではこれらを一元的に管理でき、様々な部署からも必要な情報に瞬時にアクセス可能となります。
  

AWSを活用した開発

本システムは極短期間のうちにサービスインすることが重要であり、かつ安定的にサービスを提供できなくてはなりません。そのためには、AWSの豊富なサービス群を活用することが最適と考え、簡易ツール開発の時点からAWSを活用した開発を行ってきました。
さらに、感染症対策事務では大量の個人情報を扱うことからセキュリティ対策も重要なポイントです。AWSのインフラ環境は高度なセキュリティ要件を満たし、それに加え、本システムではAWS Direct Connectを利用することで、オンプレミス環境以上に高レベルなセキュリティ対策を実現しています。

行政機関の業務システムにおけるAWSの活用

本システムの利用にあたっては、IP-VPNやAWS Direct Connectを使った閉域ネットワークからAWSリソースにアクセスすることを推奨しています。
これまで、行政機関においてはパブリッククラウドを活用することに抵抗がありましたが、このように閉域ネットワークからAWSを活用することで、将来的な拡張や他システムをAWSにてリプレースすることが簡単にできるようになります。
なお、北海道内からのAWS Direct Connectは北海道総合通信網株式会社(本社:札幌市、以下HOTnet)の高品質・高速な回線をベースに構築することが可能です。HOTnetはこれまでも道内行政機関向けに高品質な専用回線やLGWAN回線を提供しており、今後はこれらに加えAWS接続サービスも提供していきます。

インフラ構成

インフラの構成例は下図のとおりです。

本件に関するお問合せ先

株式会社アフォーダンス クラウド事業部
MAIL:aws@affordance.co.jp
TEL:011-596-9207 FAX:011-596-9208

 

PDFのダウンロード [523KB]

 
※アマゾン ウェブ サービス、Amazon Web Services、およびAWSは、米国および/またはその他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

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