札幌市の学校において個人情報漏洩した件、やはりネット拡散。 | 教育コラム
先日、札幌市内のあいの里中学校で、教員が生徒の個人情報を記した書類を置き忘れ、生徒に見られてしまったニュースを取り上げました。
「中学校生徒の個人情報流出 不登校やいじめ?新たなトラブルも 保護者から憤りの声 札幌市教委は謝罪会見」(HTBニュース 2024年6月20日の記事より)
このときの報道では、学校はネット流出の被害はないと説明していたのですが、今月になって案の定SNSなどで拡散されたことが発覚しています。
札幌市は、Xに対しては削除依頼出しているとのことですが、削除するよりも圧倒的に拡散されるスピードのほうが早いため、もう完全にネット上から消すことはできなくなってしまいました。
実際、X上で文書の画像を検索するとたくさんヒットします。
文書の内容がかなりインパクトのある内容だったため、こういった情報はすぐに広まってしまうのがSNSの怖いところです。
こういった事態を回避するために、生徒に対する情報モラル教育をしっかり行い、こういった個人情報を誤った使い方をするとどういったことになるのか、教育する必要があります。
当社ではこういったケースに備え情報モラル研修などを実施していますのご興味がありましたらご一報ください。
*本日のイメージ画像は、Canvaのマジック画像生成を用いて「謝罪会見で頭を下げている3人のおじさん」というプロンプトで生成しました。
執筆者紹介
佐藤 大輔 satow@affordance.co.jp
株式会社アフォーダンス
エデュケーションサービス事業本部 エバンジェリスト
主に教育機関向けのGoogle Workspace等のクラウドサービスを活用した授業改善にかかるアドバイスや、情報セキュリティにかかる教育・改善支援を実施。エデュケーションサービス事業のエバンジェリスト(伝道師)として学校のGIGAスクール構想推進や運営支援サービスを行う。学校の先生向けの学校著作権研修、保護者、児童生徒向けの情報モラル・デジタルシディズンシップ研修なども実施。